台湾山間部までを走る(旗山美濃六龜)
高雄山市へ旅行に行こう!歴史と文化の気風に満ちた旗山老街。ここは百年の歴史をもつ地方都市です。旗山老街にはバロック風の装飾が施された赤レンガ建築と砂岩が積まれた石のアーチがあり、優雅な雰囲気に包まれています。旗山はかつてバナナと蔗糖(さとうきび)の集散地でした。老街と呼ばれる商店街には昔ながらの雰囲気が色濃く残っています。ここではディープな歴史や老建築の面影に触れられるほか、地元の有名な屋台料理や名物のバナナデザートを味わえます。いずれも一度食べたら忘れられない味わいです。美濃の美濃湖は元の名前を「中圳埤」、または「瀰濃湖」と言います。湖の面積は21ヘクタールにおよび、澄清湖に次ぎ、高雄市で二番目に大きな人造湖です。西北側は山に面し、三面は田畑に囲まれ、秀麗な景色をなしています。毎年10月から翌年3月にかけては渡り鳥の大群が休みに訪れます。ここは台湾南部における野鳥観察にぴったりの場所です。湖畔沿いにはサイクリング道路も設けられています。サイクリングや散歩、釣りを楽しむのに最適なスポットです。 東門楼は美濃でもっとも有名なランドマークです。個性的な外観をした建物で、1755年に創建されました。教育を重視する客家の人々は子孫の出世を願い、東柵門に内楼を設けました。1937年には清朝の龍簷鳳閣を模した外観に建て直され、門楼の上には「大啟文明」という四つの大きな字が掲げられました。東門楼は集落の端と端を結ぶ主軸の上に位置し、美濃の集落の歴史を見守っています。下方を流れる河川はかつては婦女たちが集う公共の洗濯場になっていました。 新威公園昔は台湾最大の苗畑の一つでした。園内では樹々が緑陰をなし、春から夏にかけては緑で溢れ返っています。園内には長さ約2キロのマホガニー大道があり、周辺は緑で鬱蒼としています。冬の終わりから春の初めにかけてはマホガニーの葉が赤や黄色に染まり、小道が落ち葉に敷き詰められ、詩情溢れる景色が見られます。樹々が長く延びて整列している風景はまるで天然の長い廊下のようです。異国情緒に溢れ、大勢のカップルが散策に訪れます。結婚写真を撮影するのに人気のスポットです。木桟歩道の中には休憩所があり、新威大橋(ルリマダラをイメージしたデザイン)を眺めたり、撮影したりするのにベストなスポットとなっています。仲の良い人たちとおしゃべりしながらコーヒーを飲むのにぴったりの休憩スポットです。十八羅漢山は又の名を「六亀火炎山」と言い、六亀区の守護神となっています。この土地の地質は厚いレキ層からなり、レキ岩層が水面に露出した部分にエネルギー作用が働き、レキ層の一つ一つが下に向かって崩れています。レキ層は水を通しやすく、侵食されやすいため、険しい絶壁のような特殊景観を形成します。「十八羅漢山」の名前は、この独特な地形が十八羅漢のように見えることから付けられました。この様子は六亀区で最も美しい景観と言えます。なお、十八羅漢山は自然保護区に指定されており、長年に渡り野生動物を保護してきており、山奥に入ると、リスやタイワンザルに出会えます。